グランドセイコー・スプリングドライブ・ダイバーズ SBGA031 重量バランスが気にならないチタンモデルでも、時計をぶつけてしまう危険性は大きい
さて、今回の時紡ぎは前回に引き続き、グランドセイコー・ダイバーズ・スプリングドライブです!
セイコー独自の機構であるスプリングドライブや外装の仕上げなど、素晴らしい時計であるのは否定できませんが、重量バランスなどに少し違和感を感じる異色モデル・・・
購入するのであればステンレス・モデル(SBGA029)ではなく、60g以上も軽いチタン・モデル(SBGA031)の方がオススメであると前回の記事でも申し上げましたが、実際に着けてみるとやはりチタン・モデルの方が明らかに腕に負担がありません。
200g超えのステンレス・モデル(SBGA029)に対して、チタン・モデル(SBGA031)は137gとロレックスの5桁サブマリーナ・デイト(135g)とほぼ同じくらい。
大きさの割には軽いため、着けていて負担は少なく、サイズで主張できて軽快という一石二鳥なモデルになっています。
ただ、正直材質がチタンになったから重量バランスが気にならなくなったというだけで、時計としてのバランスがいいわけではないと思います。
重量は軽くても、体積が大きくて形状的に上へと盛り上がっているので、着けているのを忘れてしまって時計に注意が向かなくなり、不意に時計をどこかにぶつけてしまう可能性もあると思います。
重さの割に時計ケース本体の盛り上がりが大きいのです。
これはジャガー・ルクルトのグランド・レベルそ976でも感じたのですが、大きさの割に重さがない時計は結構ぶつけちゃうんですよね。
グランド・レベルそ976は腕時計の横幅よりも縦の長さと厚みが顕著な時計です。
時計ケース本体のサイズ自体あまり大きくはなく、しかも革ベルトなのであまり重さを感じないのですが、厚みと長さが思った以上なので、よくぶつけました。
僕自身、時計は気をつけて使う方なのであまりぶつけるタイプではないのですが、なぜかグランド・レベルソ976の場合はよくぶつけたのです。
腕に着けている「着け応え」とその時計の大きさが釣り合わない場合・・・よくぶつけてしまう。 その可能性はこのチタン・モデル(SBGA031)にもあると思います。